『ダサさも極めりゃオシャレになる!?』
- HIDEO
- 2016年2月15日
- 読了時間: 3分
年始めの作業日のこと。
ラジオからどうしても聞き逃せないトークが繰り広げられていた。
「ダサさも極めればオシャレなんですよっ!」
どんなテーマで語らっていたのか、はたまたリスナーからの投稿なのかは定かではない。 気付けば夢中でラジオの声に耳を傾けていた。
えっ?何?どういうこと? 一同、唖然。そして失笑。
そもそも、オシャレになりたければダサさを脱さないと。 でも、ダサいって何だ? オシャレって何だ? ハイブランドやトレンドの服を着てればオシャレなのか?
いやいや、ダサいもオシャレも個人の捉え方次第ではないのか。
このテーマが気になりすぎて、ここのところずっと考えていた。
そして、ふと一つの出来事を思い出した。 中学の頃の一つ上の学年の先輩のことを。 その人は、どの学年にも1人はいる目立つ人だった。 ある日、その人がくるぶしよりちょっと上の長さまでしかないソックスを履いていた。
まだルーズソックスブームの名残もあるなかで。 しかもスカートは短いのに、だ。
移動時間だったか放課後だったか、その出で立ちで階段を颯爽と駆け上がっていった。 『時をかける少女』のヒロイン・真琴のように。 その当時の僕は何故かそのアンバランスな着こなしをカッコいいと思った。
...こういうことかっ!
思えば、自分も昔からただただ着たいものを着ていた。
袖や裾の丈が短くて、先生になじられたり。 雨の日はお腹が痛くなるのに、肋骨までしかない短いジャケットを着てみたり。 年甲斐もなく夏休みの虫取り少年みたいな服装で出かけ、友達の姉妹にドン引かれ、
挙げ句には後輩に真夜中ラーメン啜りながら説教されたり。 柄にもなくROMANTICなんて愛をささやくスウェットを着て先輩たちに突っ込まれたり。
自分がいいな~と思い、好きで着ていても、周りから見ればそういうこともあるのだ。
でも、ファッションってそれで良いと思うのです。
人にどう映ろうと自分が着たいものを着る。
そういう観点からすると、ある人にとってはダサくみえても、
また別のある人にはオシャレに見えることってあるのかもしれない。
一周していろいろ納得したのでした。
そして、ファッションとは無縁だと思っていたタユタニスタ、
今週の水曜日からはじまるファッションとデザインの展示会『rooms』でデビューを飾ります。
恐らく、出展者の中で一番本来の主旨からずれているであろう、たゆたってるトリオ。 武者震いであります。
思いがけずチャンスを頂けたことに、ただただ感謝するばかりです。
相変わらず作業はアナログの根底を極め、むろんビジネスとは遠く駆け離れていますが、
とりあえず3日間のランウェイを走り抜きたいと思います。
“ダサさも極めりゃオシャレになる!”
そうなれるよう、今できる渾身の装いで挑みたいと思います。
書きたいことは沢山あるのに、
まるで3分間クッキングのように過程をすっぱ抜いてしまいましたが、そのお話はまたいつか。
久々の投稿で長くなりましたが、本年もどうぞ宜しくおねがいします!
roomsについてはこちら↓ http://www.roomsroom.com


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